テンションの低い妊娠手記

3年の不妊から突然38歳で自然妊娠というケースの備忘録。

25w2d

今日も逆子で、羊水やや多めとのこと。

確かに思ったより腹がでかくなるのが早い。

何とかならんものか、と思っても自分には

どうすることもできないし、傍観するばかり。

なんか万事そんな感じで、冷えが良くないとか

ぼんやりした理由はあちこちのメディアで聞くけど

結局、よく分からないことが大半なんだろうな。

もちろん、無理はしないし、明らかに良くないことは

絶対しないけど、あまり何でも情報を鵜呑みにしては

いけないな。

 


ボルタンスキー展とても良かった。

ボルタンスキーは亡霊を扱った展示、

杉本博司は人類滅亡の展示で、死のイメージを匂わす展示で

あったことは共通なんだけど、観た後の満足感は

全く違うものだった。

杉本さんのほうは情報量が多くてげんなり。

いちいち文章を読まされるわりに

特に惹かれる内容ではないし、

得体の知れない不気味な古道具の禍々しい雰囲気に体力を消耗させられた。

色んな有名人の筆跡というのも、情報として入ってくると

反応せざるを得ないしで、情報量が多いのにも関わらず

腑に落ちない内容で、もやもやしながら帰途に着いた感じだった。

ボルタンスキーの展示は、場の力を十分に借りて、

互いを引き立て合っているのが良かった。

おどろおどろしいイメージはなくて、押し付けがましくもなく、鑑賞者の反応に委ねる余地がある。

退廃的で、享楽的な貴族たちの笑いさざめく姿を想起させる、贅を尽くしたアールデコ建築のなかで、視覚的にも綺麗な展示を見ながら死後の世界のイメージを膨らませるのは、とてもロマンティックで、甘美な時間であった。

この解釈は私が、これから新しい命を産み出すポジティブな精神状態にあったからであろう。震災やホロコーストといった凄惨なトラウマを持って作品に対峙した人はもっと切実なイメージを受け取ったと思う。

新館はアノニマスな空間だったので、そこではアールデコとは切り離された、ボルタンスキーだけの世界を見られたのも良かった。

杉本さんの展示は、廃材のトタン壁を大量に持ち込んで、大掛かりな廃墟感を演出してたけど、文章のリアリティーのなさも相まって、全体的なハリボテ感が拭えず。

ボロボロの廃校とか廃工場なんかでやったらもっと感情移入できたかもしれない。

あとどうでも良いけどTOPミュージアムという略称はいかがなものか…定着しないに一票。